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zoom RSS カワガラスの仮剥製<071015>

<<   作成日時 : 2007/10/15 23:28   >>

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みなさんこんばんは、朝見てる人がいたらごめんなさい。
ちょっと今日はカゲキな画像です。

前にガビチョウの仮剥製をつくった時は、
もう二度とつくるもんかと、ひどく後悔したものですが、
今日は、カワガラスの仮剥製をつくってみました。

会社の同僚が宮城県の川で拾ってきたもので、
もらった時はまだ死後硬直する前の新鮮な状態でした。
それを見たとき、「ほんとにもらってもいいんですか!」などと興奮し、
過去の自分に勝てなかった今の自分が情けない。

すぐに冷凍保存して、後に解凍して、さばきました。

☆用意したもの
・新聞紙(床がよごれないよう)
・カット綿(皮の内側に詰める用と、羽毛の汚れ止め用と、血の吸収用に使った)
・ホウ酸(くさりどめ)
・はさみ(十得ナイフのはさみ。関節や肉や腱を切ったり、皮下脂肪をとるのに使った)
・カッター(メスの代わり、胸の正中線切開に使った)
・先曲がりピンセット(主に皮と筋肉を剥ぐのに使った)
・割り箸(形を整えるのに使った)
・裁縫セット(切開した胸を針と糸で縫い合わせるのに使った)
・ふせん(データラベル用。取得場所、年月日、各種計測値等を記録)

まず胸の羽毛のない部分(鳥には、卵を温めるためにそういう場所があります)
をかきわけて探し、正中線に沿って切開し、
ピンセットで胸の皮と筋肉を分離しました。
できるだけ大きく分離した後、肩の関節を切るためにはさみを入れました。
カワガラスは、前につくったガビチョウと比べて
はさみを入れた場所から肩の位置までが遠く、関節を探し当てるのに苦労しました。
その後首関節を切ったのですが、ここから背面の皮にたどり着くまでに、
肉を切らねばなりませんでした。
ガビチョウにはそんなに肉はなかったけれど、カワガラスの肉は分厚かったので、
皮との位置関係が分かりにくく、両肩の皮に小さい穴を開けてしまいました。

背面の皮の位置を把握した後、胴体の肉を持って、
皮をぶらさげながら背面と側面の皮と筋肉を剥離しました。
剥離しながら、ホウ酸を塗っていきました。
足は一旦膝で切り落としました。
油脂腺の油をできるだけ取り除き、尾羽の付根は剥離しすぎないようにしました。
その後、羽毛を汚さないように注意しながら直腸を切除し、
胴体の肉と皮を完全に切り離しました。

画像

          ↑背面、胸を中心に切開し足も背面にあるように見えます。
          ガビチョウに比べて羽毛はフサフサしています。
          尾羽は肉と皮をまだ分離していない部分の裏側にあります。

画像

          ↑腹面、尾羽と直腸で肉と皮がつながっている状態です。
          皮の内側の胴体を持っているので、皮膚の裏側が見えています。

首の後ろ側や、肩の周辺には、皮下脂肪が大量にあったので、除去しました。

次に、首の肉を持って、首〜頭の皮を剥いでいきました。
食道にあるものが逆流してもいいように、くちばしには綿花をくわえさせておきました。
この個体は外傷はなかったのですが、
頭部に出血が見られ(それが死因だったのかもしれません)、
頭部の羽毛も眼や嘴から出た血で汚れていたので、洗浄しました。
できるだけ皮下脂肪は除去し、ホウ酸を塗りました。

鼓膜、眼瞼といった、外界にさらされた部分にはさみを入れるのは
慎重に行わなくてはなりませんでした。
眼瞼の裏側の肉も、できるだけとりました。
眼球は、傷つけないように眼球と眼窩の間にそっとはさみを入れ、
裏側の筋肉を切って取り出し、残った筋肉も頭骨からできるだけ切除しました。
脳は、後頭部の頭蓋骨を三角形に切って取り出しました。
頭骨内部は綿花で拭きとり、ホウ酸を塗りました。
眼窩には、ホウ酸をふったやや大きい綿花を丸めて入れ、
脳の入っていた部分にもホウ酸と綿花を入れました。

頭骨と首との付け根の付近(関節)は、脳の部分に綿花を入れる前に切り離し、
舌骨と舌も取り出しましたが、嘴と頭骨をつなぐ筋肉は取り過ぎないようにしました。
(取りすぎると、下嘴がガクガクします。)

次に、皮膚の裏側に多少水をつけながら
(首の皮が乾いていた場合、頭部が戻らない場合があるので、
戻りをよくするためにつけました)
首を戻し、翼を反転させ、上腕骨の肉を取り出して骨にホウ酸を塗り、翼を戻し、
下腿は、足首の付近まで皮と肉を分離し、肉を除去し、
これまた骨と除去しきれなかった腱にホウ酸を塗り、戻しました。
胸部の切開したところから、中に綿花を詰めて胸を縫合しました。

新聞紙にくるみ、一週間ほど乾かしてから、仮剥製が完成しました。
この間、ナガヒョウホンムシ等、害虫が発生しないように、
防虫剤を使用しました。
前にガビチョウの仮剥製を作成した際は、
家にこのナガヒョウホンムシの成虫1匹が現れました、
極小型のハンミョウなのかな、と思っていたけれども、
気になって知人に同定してもらい、そういう虫だと知って戦慄しました。

画像

          ↑側面

画像

          ↑前面

カワガラスは、前回作成したガビチョウと比べると、皮下脂肪や筋肉が多く、手間どりました。
また、元々頭部から出血があったこともあって、あまり良いできだったとは言えないのですが、
これもなにかの縁あって出会えたものですので、
こうして形を残していけるということは、なかなか有り難いことだな、と思っています。

画像

          ↑ガビチョウは、今こうなっています。

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