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zoom RSS 家すずめ<061216>

<<   作成日時 : 2006/12/17 02:35   >>

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隣の居間の方から「パタパタパタッ」と音がして目が覚めた。
来客の夢を見ていた。
外はもう明るくなっていて、うすいカーテン越しに冬の光が差し込んできている。

再び眠りに落ちようとした時、
また、「パタパタパタッ」と音がした。

はじめは気のせいかと思ったが、これは鳥だ、と思った。
ふとんから抜けて、ふすまを開けた。
部屋の四方に視線を投げるが、何もいなかった。
もしかしたら、カーテンと窓の間に入っているのかも、と思ってもう一度見ると、
わずかにカーテンがゆらめき、やはり、「パタパタパタッ」という音がした。
戸締りはしていたから、換気扇のあたりから家の中に入り込んだのだろうか?

カーテンの中をのぞくと、飛び立って私の脇をすり抜け、寝室へ飛んでいった。
小鳥だったが、種類は分からなかった。

乱視がひどいので、コンタクトレンズをしないと物の姿かたちが分からない。

私はそっと、寝室との仕切りになっているふすまを閉めた。
逃がす前に、どんな鳥か見てみたかった。
コンタクトレンズを入れてから、一応デジカメと双眼鏡も取り出した。

小鳥は野生の運動神経を持っているから、
放っておく限り、下手に自らすすんで怪我をしたりする心配はいらないだろう。

レンジで冷凍スパゲッティを温めた。
それから、米粒をひとつまみ新聞紙の上に乗せ、
スパゲッティの麺の一部を指で細切れにしたものを、その上にパラリとふった。
逃がす前に、ちょっと餌を食べさせてみたいと思った。
餌付けはいいことではないと思うけれど、こういう場合は特殊なので、タガがゆるむ。

再びふすまを開ける。
冬の光が、薄いカーテン越しに、小さなシルエットを映し出している。
影は、窓の桟をピョンピョンはねたり、立ち止ったりしている。
こういう時、鳥は鳴かないもののようだ。
近づいて見ると、影はアトリのようにも、カシラダカのようにも見える。

カーテンの裾を持って、チラリと覗きこもうとしたら、
小鳥は飛び立って、部屋の上隅に逃げた。

画像

           ↑なーんだ、やっぱりスズメだった。

昔実家にいた時、学校から帰ってきたらメジロが部屋に入り込んでいたことがあったけど、
窓が開いているのに、自力では部屋から逃げ出すことができなかった。
部屋の上隅にばかり逃げようとするのだ。
ある程度広い空間なら、空は常に上の方に広がっているものだと小鳥は認識しているらしい。
上が塞がっているような空間で、人間のような大きな動物を目の前にすると、
相当あせるようだ。
巣穴のような狭いところに入り込むことはできても、
その先に空間が開けていると、どこから入ってきたかわからなくなって、
外に出られなくなってしまうのだろう。

あの時は、人間のありがたさを教えてやろうとして、
無理やり捕まえようと追い回したから、
ますますメジロは逃げ道を冷静に認識できなくなっていたのかも知れない。
最終的に捕まえて逃がすことに成功するまでに、かなり時間がかかった。
メジロも消耗したに違いない。

スズメは、しばらくじっとしていた。
比較的落ち着いている様子を見て、私は網戸のかかっていない方の窓を開けた。
カーテンは閉めたままにして、写真を撮ってから、そっとスズメに近づいた。
スズメは再び飛んで部屋の反対側のカーテンのハンガーにとまり、
急に開けた景色を見て、部屋の中と見比べてから、
すっ、と体を落とし込み、外の世界へ飛び立っていきました。

画像

          ↑羽根の落とし物

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